私、男の子マネージャーになって、推しアイドルをお守りしますっ!

「ふーん。マネージャー、か……」

 ふいに、頭の上から声が降ってきた。
 顔を上げると、私のことをじっと見つめる瑞稀くんとばちっと視線がぶつかる。
 何かを探るような目つきで見つめられて、心臓の鼓動がドキドキからドッドッドッと速くなった。
 それど同時に、顔が耳までかーっと熱くなる。
 も……もしかして瑞稀くん、私が昔よく一緒に遊んだ女の子だって気づいてる⁉

「あ、あのー……、僕の顔に、いったい何か……?」

 どうか、私が星名奏だとバレてませんように! 瑞稀くんの表情をチラチラうかがいながら次の言葉を待ってると――。

「いや、特に何もついてないけど」
「そ、そっか……」
「それより、初めてで慣れないこともあるだろうから、わからないことがあったら俺に聞けよ」

 瑞稀くんはそう言って、さっさと部屋を出て行ってしまった。

「た、助かった……」