私、男の子マネージャーになって、推しアイドルをお守りしますっ!

「マネージャー?」

 朔良くんが目をぱちくりさせた。
 蛍くんも目を見開いて、「このちっさいのが?」と私を指差した。

「そうだよ。僕たちと同じ、今年中学2年生になる男の子だけどね」

 頭にはてなマークを浮かべる二人に、蘭くんが私のことを教えてくれた。

「は、はい! えっと、マネージャーとしてだけじゃなくて、ルームメイトとしても、同い年の男の子としても、仲良くしてくれたら嬉しいです!」

 任務のためにここに来たとはいえ、starixの4人とはただの仕事仲間じゃなくて、心を通わせられる関係になりたいんだ。
 そのほうがきっと楽しいし、居心地もいいだろうし。何よりも、瑞稀くんをしっかりと守れると思うからね!

 だから、『starixのみんなと仲良くなりたい!』って、気持ちを私なりに伝えてみた。
 ……どうかな? ちょっと馴れ馴れしかったかな?
 こわごわとstarixのみんなの顔色をうかがっていると。