私、男の子マネージャーになって、推しアイドルをお守りしますっ!

「奏、危ない‼」

 瑞稀くんの声にハッとした直後。
 いつの間にか開いていたドアから、ひとりでにナイフが飛んできた。
 まるで何かに操られているように、ビュッと空気を切り裂くような音を立てて、私たちにおそいかかる。

『止まれ!』

 間髪入れずに念じると、ナイフは空中でぴたっと止まった。
 だけど、すぐにまた私たちを狙って飛んでくる。

「逃げろ!」

 瑞稀くんが私を横に突き飛ばした。こっちに向かってきたナイフから、私を守ろうとしてくれたんだろうな。
 でも、ナイフはなぜか軌道を変えて、私におそいいかかってきた。
 な、なんなの⁉
 もしかして、ここに私と同じ、念じるだけで物体を操れる異能力者がいるの⁉