『開いて!』
心の中で念じると、ピピッという電子音のあと、ガチャンと鍵が開く音がする。
よし、成功だ! もう一度ノブに手をかけて、ドアをぐっと押し開けた。
思ったよりも広々とした薄暗い部屋。その隅には、ロープで手足を縛られ、口をガムテープでふさがれた瑞稀くんが床に座り込んでいた。
「瑞稀くんっ‼」
その衝撃的な姿に、私は思わず自分でもおどろくほどの甲高い叫び声を上げる。
いつもそばにいる大好きな人が、こんなひどい目に遭うなんて信じられない……。
でも、やっと見つかってよかった……と少しほっとする自分もいた。
心の中で念じると、ピピッという電子音のあと、ガチャンと鍵が開く音がする。
よし、成功だ! もう一度ノブに手をかけて、ドアをぐっと押し開けた。
思ったよりも広々とした薄暗い部屋。その隅には、ロープで手足を縛られ、口をガムテープでふさがれた瑞稀くんが床に座り込んでいた。
「瑞稀くんっ‼」
その衝撃的な姿に、私は思わず自分でもおどろくほどの甲高い叫び声を上げる。
いつもそばにいる大好きな人が、こんなひどい目に遭うなんて信じられない……。
でも、やっと見つかってよかった……と少しほっとする自分もいた。



