私、男の子マネージャーになって、推しアイドルをお守りしますっ!

「あっ!」

 ちょうど目の前に、キャップを目深にかぶったスタッフさんが立っていた。

「あいつだ!」

 瑞稀くんがすかさずスタッフさんを指差す。
 スタッフさんは『ヤバい!』とでも思ったのか。
 ビクッと体を震わせると、私たちからサッと視線をそらして走り出した。

「待て‼」

 瑞稀くんが弾かれたように部屋を飛び出し、後を追うようにstarixのみんなも走り出した。
 私も行こう。スタッフさんをつかまえて、どうして瑞稀くんたちにあんなことをしたのか、聞き出さないと気が済まない!

「奏くん、待って! まだ本調子じゃないでしょ!」
「大丈夫!」

 私は結衣ちゃんの制止を振り切り、ベッドから飛び降りて廊下をダッシュした。