私、男の子マネージャーになって、推しアイドルをお守りしますっ!

「凛斗さん、ごめんなさい」
「え?」

 私が頭を下げると、凛斗さんが一瞬目を丸くした。

「私、凛斗さんが瑞稀くんたちをどこかに閉じ込めるのを企んだ張本人だと思ってて……」
「オレも、疑って悪かった」

 蛍くんも、ばつが悪そうに謝った。
 凛斗さんは腕を組み、私たちをチラリと見て「フン」と鼻を鳴らした。

「別に、お前らが俺をどう思おうが勝手だし、気にしてない。ただ……」

 一瞬の沈黙の後、凛斗さんは少し声を落として言った。

「今後はギャーギャー騒ぐ前に、いったん頭を冷やせ。勝手な憶測でいがみ合うのは、お互いにとって時間の無駄だからな」

 そう言うと、凛斗さんは黙り込み、瑞稀くんにチラッと視線を寄こした。
 その眼差しはなんだか、『悪かったな』と伝えているみたい。
 きっと、楽屋で瑞稀くんに突っかかったことを反省しているんだろうな。
 私がそんなことを思っている間に、凛斗さんが医務室のドアを開けた。そのとき――。