私、男の子マネージャーになって、推しアイドルをお守りしますっ!

「喜嶋蛍だっけ? お前、そんなに俺が黒幕ってことにしておきたいんだ?」
「絶対そうだろ、白状しろ!」

 蛍くんが一歩踏み出し、声を張り上げる。
 だけど、凛斗さんは顔色一つ変えずに、フッと鼻で笑った。

「バカ言え」
「えっ?」
「たしかに俺は、氷高もstarixも気に食わない。だけど、誰かの手を借りて邪魔をするのはもっと嫌いだ。やるなら、本人と直接、堂々と勝負するさ」

 きっぱりと言い切った凛斗さんのその言葉には、たしかな熱と信念を感じた。

「じゃっ……じゃあ! なんで怪しまれるようなことばっか言うんだよ?」

 食ってかかる蛍くんに、凛斗さんは肩をすくめてフッと笑った。

「お前が勝手に怪しんだだけだろ。俺は思ったことを正直に言ったまでだ」

 ふんぞり返る凛斗さんはとても偉そう。でも、やっぱり嘘を言っているようには思えない。
 そう思うと、私ってかなり凛斗さんのことを誤解していたんだな……。