「みんな、落ち着いて!」
不安と焦りでざわつく空気を和らげるように、穏やかだけど芯のある声が響いた。
その声と同時に希望の光が差し込んだように、真っ暗だった部屋の中が明るくなった。
声の出どころは朔良だった。いつの間にか握っていたスマホのライトであたりを照らしていたんだ。
「朔良、スマホ持ってたのか!」
「うん。スタジオでオフショットを撮ろうと思って」
俺の言葉にうなずく朔良に、蛍が「だったらさ、それでかなっちに連絡すればいいんじゃね?」と提案する。
「そうだね。奏くんに道順を説明してここに来てもらえれば、この部屋の鍵を開けてもらえるかもしれない」
蘭がそう言ったとたん、『これで助かるかもしれない!』という希望が俺の胸に満ちていく。でも、朔良はふるふると力なく首を横に振った。
「ごめんね。このスマホ、電波が繋がらないんだ……」
「嘘だろ……?」
「ほら、見て」
朔良が俺たちにスマホの画面を見せる。
右上に小さく表示された【圏外】の文字を目にした瞬間、俺たちは再び絶望のどん底に突き落とされた。
不安と焦りでざわつく空気を和らげるように、穏やかだけど芯のある声が響いた。
その声と同時に希望の光が差し込んだように、真っ暗だった部屋の中が明るくなった。
声の出どころは朔良だった。いつの間にか握っていたスマホのライトであたりを照らしていたんだ。
「朔良、スマホ持ってたのか!」
「うん。スタジオでオフショットを撮ろうと思って」
俺の言葉にうなずく朔良に、蛍が「だったらさ、それでかなっちに連絡すればいいんじゃね?」と提案する。
「そうだね。奏くんに道順を説明してここに来てもらえれば、この部屋の鍵を開けてもらえるかもしれない」
蘭がそう言ったとたん、『これで助かるかもしれない!』という希望が俺の胸に満ちていく。でも、朔良はふるふると力なく首を横に振った。
「ごめんね。このスマホ、電波が繋がらないんだ……」
「嘘だろ……?」
「ほら、見て」
朔良が俺たちにスマホの画面を見せる。
右上に小さく表示された【圏外】の文字を目にした瞬間、俺たちは再び絶望のどん底に突き落とされた。



