私、男の子マネージャーになって、推しアイドルをお守りしますっ!

 凛斗さんのその一言によって、楽屋の空気が一瞬にしてピリッと張り詰めた。

「なに?」

 瑞稀くんの声が、1オクターブ低くなる。

「図星?」

 凛斗さんが勝ち誇ったような笑みを浮かべた。

「お前って、あの氷高グループのご子息だもんな。あのCMと曲が話題になったのも、アイドルデビューしてからトントン拍子で上手くいっているのも、親のおかげなんだろ?」
「違う‼」

 気づけば私は叫んでいた。
 自分でもびっくりするくらい大きな声が出てしまった。
 ライバル事務所の人気No.1アイドルに食ってかかるのはまずいってわかってる。
 でも、これ以上瑞稀くんをバカにされて、黙ってなんかいられない。