私、男の子マネージャーになって、推しアイドルをお守りしますっ!

「みんな、お疲れ!」

 私は楽屋の冷蔵庫から、よく冷えた水が入ったペットボトルを4人に渡した。

「サンキュ、奏」

 瑞稀くんがボトルを受け取り、笑みをこぼす。
 ステージのライトの下で踊ったばかりだからかな。
 乱れた前髪からのぞく額に、にじんだ汗がキラキラして見えた。

「いやー! さっきのリハーサル、すっげーいい感じだったよな!」

 蛍くんが水を一気に飲んで、満足そうにニカッと笑う。

「うん。自分でもびっくりするくらい完璧だった」
「パフォーマンス中、とても楽しかったよね」

 蘭くんも朔良くんも、嬉しそうな笑顔でうなずき合った。

「本番もこの調子でばっちり決めたいな」

 瑞稀くんの言葉に、私が「絶対いけるよ!」と太鼓判を押した、ちょうどそのとき――。