「始業式の日には、教室で突然砂嵐に巻き込まれたし、アイドル誌の撮影中に、飛ばないはずの風船が、次々に宙に浮いだ。それから――」
「それから……?」
「3年前。俺を誘拐した犯人たちが、突然空に向かって吹っ飛んでいった。このとき奏は、俺の近くで地面にうつ伏せになって眠っていた」
「…………」
瑞稀くんの話に、私は思わず押し黙った。
出てきたエピソードがどれもこれも私に身に覚えがあるというかか、すべて私が能力を使って起こしたことばかり。
能力をこっそり使うとき、自分では他の誰にもバレてないって思ってた。けれど、瑞稀くんはちゃんと見ていたんだな。
「そっか、知ってたんだね……」
ふるえる声で言葉を紡ぐ私に、瑞稀くんが「ああ」とうなずく。
私に宿る能力のことを打ち明けるか、黙っておくかで迷ったけど、こんなに能力を使った場面を目撃されているのだから話してしまおう。
「瑞稀くんが話してくれた、超常現象――あれ、全部私が起こしているの」
「えっ?」
瞬間、この場の空気がピンと張り詰めた。
私は、張り詰めた緊張でドクドクと鳴り響く自分の胸に手を当てて話をつづけた。
「それから……?」
「3年前。俺を誘拐した犯人たちが、突然空に向かって吹っ飛んでいった。このとき奏は、俺の近くで地面にうつ伏せになって眠っていた」
「…………」
瑞稀くんの話に、私は思わず押し黙った。
出てきたエピソードがどれもこれも私に身に覚えがあるというかか、すべて私が能力を使って起こしたことばかり。
能力をこっそり使うとき、自分では他の誰にもバレてないって思ってた。けれど、瑞稀くんはちゃんと見ていたんだな。
「そっか、知ってたんだね……」
ふるえる声で言葉を紡ぐ私に、瑞稀くんが「ああ」とうなずく。
私に宿る能力のことを打ち明けるか、黙っておくかで迷ったけど、こんなに能力を使った場面を目撃されているのだから話してしまおう。
「瑞稀くんが話してくれた、超常現象――あれ、全部私が起こしているの」
「えっ?」
瞬間、この場の空気がピンと張り詰めた。
私は、張り詰めた緊張でドクドクと鳴り響く自分の胸に手を当てて話をつづけた。



