私、男の子マネージャーになって、推しアイドルをお守りしますっ!

「実は私……、陽名奏って名前じゃないんだ。本名は、星名奏なの」

 瑞稀くんはハッと息を飲んだ。無言のまま、真剣な表情で私の顔をじっと見つめたあと、ゆっくりと私の手を握る。

「奏……」

 その声に、息を飲む。
 瑞稀くんの声色は昔のままだった。幼いころより声のトーンが低くなっているけれど、私の心に懐かしく響きわたる。

「私のこと……、覚えてくれてたの?」

 目の奥がじーんとして、声がふるえた。
 瑞稀くんは大きくうなずいて、まっすぐに私を見つめる。
「当たり前だろ。いつも一緒にいた幼なじみのこと、忘れるわけがないよ」