私、男の子マネージャーになって、推しアイドルをお守りしますっ!

「やあ、偶然だね」
「お前らも来てたんだ!」

 蘭くんに蛍くんまでいる!
 みんな変装してるけど、いつも一緒にいるからか、誰が誰だかすぐにわかった。

「3人も出かけてたの?」

 私がたずねると、蘭くんが「まあね」と穏やかな笑みを浮かべる。

「僕たちもたまのオフはエンジョイたいしね」
「ほら見て。けっこう買っちゃった」
「オレはこれ! ゲーセンで取ったんだぜ!」

 朔良くんが人気ブランドのロゴが入った大きな紙袋、蛍くんが有名なキャラクターの巨大なぬいぐるみを私たちに見せつけた。

「瑞稀とかなっちは、これから何か予定でもあんのか?」

 蛍くんが隣のテープル席の椅子に腰を下ろしながらたずねてくる。

「ううん、特にないよ」

 私が首を横にふると、蛍くんは二ッと笑った。

「じゃあさ、これから5人で一駅歩いた所にあるショッピングモールにでも行かね?」

 そこ、知ってる! 最近できたばかりのところだよね!
 オープン前から行きたいなってずっと思ってたんだ。

「うん! 行こう!」
「いいな、面白そう」
「ボクもそこで買い物したい」
「はいはい、みんな落ち着いて。とりあえず、アイス食べてからね」

 わっと盛り上がる私たちを蘭くんがリーダーらしく落ち着かせた。