次の日


私は昨日と違う病院にいた。

学校を休んで。



『珍しい骨折ですね…ホントに。

筋肉に引っ張られてお皿の位置も上がっちゃってるので傷口が広くなっちゃいます』


そんなことを聞きながらも私の目は自分の左足に釘付けだった。

だって昨日と全然違うんだもん


ありえないくらいに腫れてて

ひざが太ももと同じくらいの太さで。


ひざ周辺に青あざがいっぱいあって。


骨折するとこんなことになるんだ、

なんて頭の中で冷静に考えてる自分が少し怖い。



「やっぱり運動は…」

遠慮がちに聞く私



『まあリハビリの具合によるけど
最低でも3ヶ月は絶対ダメだね

治ってもまた同じところを骨折する可能性もあるしね…』


少しでも期待した私がバカだった。

ショックが大きくなる。


やってられないよ…


また骨折する可能性とか意味分かんない…



『今日、検査して明日には入院

で、明後日は手術


まあ最低でも1週間は入院してください』


知らない間にここまで話が進んでて。


私、どんだけぼーっとしてたんだろ




明後日、手術…


手術かぁ……