あなたに✗✗を捧ぐ。 ─少女は復讐相手に溺愛される─


あ……そういえば、愛莉ちゃんの恋愛事情聞いてて忘れてたけど、ちゃんと二人に言いたい事があったんだった。





「あのね、二人ともさ……」



「ん~? どうしたの~?」







「琴音ちゃんのこと、もう悪く言わないでほしいんだ」



「「……」」



「……それに、二人はもう琴音ちゃんと夏希さんを認めてるように感じる」



「っ、それは……」



「だって、二人とも愛されてるって、夏希さんは琴音ちゃんが大切だって言ってたじゃん」





ただの、八つ当たりに見えた。


それに、本当はやめる気だったのかもしれない。



でも、特に愛莉ちゃんのような性格なら、ここまで散々意地悪をしてきたのにやめるなんて嫌だろうし。


プライドの問題もありそうなんだよね。




あたしが二人をじっと見つめると、美奈ちゃんがため息をついて笑った。