あなたに✗✗を捧ぐ。 ─少女は復讐相手に溺愛される─

昼食は購買で買って、あたしは愛莉ちゃんと美奈(みな)ちゃんと一緒に食べていた。




「望月さんなんか、かまわなくていいのに……」



「そうだよ。美奈、あの子きらーい」



「もう……あたしからしたら友達なの! 悪く言わないでってば……」




あたしがジト目で二人を見ると、愛莉ちゃんが俯きながら言った。




「だって……あたし、白夜の夏希くんが……」



「えっ? 愛莉ちゃん、もしかして……」



「っ、そうよ! 好きなの!」




へえ……それで、姫の琴音ちゃんが嫌いなのか。



でも、白夜なんか好きになるなんて。愛莉ちゃんにはもったいないような……。




琴音ちゃんの悪口ばかり言って、性格悪いのかなって最初は思っていたけど、本当は違う。


ただの嫉妬なんだ……さすがに、言いすぎなこともあるけど。



でも、あたしをお昼に誘ってくれたのも愛莉ちゃんだし、クラスメイトが困っているのをすぐに助けたのも愛莉ちゃんだ。



いい子、なんだけどなあ……。