あなたに✗✗を捧ぐ。 ─少女は復讐相手に溺愛される─










あたしは、校内を走り回って、琴音ちゃんを探した。


すると。



「っ……」


「……って。……んな」




琴音ちゃんらしき泣き声が聞こえてきて、あたしは立ち止った。


声は、この空き教室からみたいだけど……。


話し声も聞こえる。



盗み聞きはよくないってわかっているけど、あたしはドアに耳を当てて会話を聞いた。