あなたに✗✗を捧ぐ。 ─少女は復讐相手に溺愛される─

「……俺さ、頭そんなによくねえんだよな」



「……あたしもそんなに頭よくないよ?」



「嘘だろ」



「嘘じゃないよ? あたしの知り合いはもっと賢いしね」






だって、怜の方が断然賢いもん!



怜と比べたらあたしなんて子供だよ。





あたしはハッキング意味不明だし。



ただの文字の羅列にしか見えないし。








「でも、俺よりは賢いだろ。だから、頼む……勉強、教えてくれ……」






あたしの隣に座って必死に頼み込む玲夜。



身長の高い玲夜が、座ると同じくらいの目線になって、若干上目遣いだ。






うっ……好きな人からのこれは断れない……。



というか、好きって自覚してからあたしまともに玲夜の顔見れてないんだよ!?



一緒に勉強とかできるかな……っ?





「だめ、か……?」



「~っ、だめじゃ、ない……っ」



「ふふ、やった」





う、可愛い……玲夜がとっても可愛く見える……。



こんなの断れないじゃんっ!






「教えて、乃亜せーんせ」



「う……は、い」






玲夜ってこんなに甘えん坊みたいだったっけ……?



もう……心臓に悪い!