響け!色彩のフォルテッシモ

最後にカナタが口を開く。

「僕とレオンハルトさんが知り合ったのは、三年前ですね。僕の家族が何者かに殺害されて、警察が捜査をしても犯人が見つからなかったんです。警察が最後の頼みの綱としてレオンハルトさんを呼んでくれて、犯人を見つけてくれました。事務員として雇ってもくれて……。感謝してもしきれません」

「そんなことが……」

リズは胸が締め付けられる感覚を覚えた。未だに嘘を吐き続けている自分のことも、レオンハルトは救ってくれた。胸の奥がただ温かい。

「レオンハルトさんはすごい人ですね」

「当たり前よ。世界一の名探偵だもの」

マーガレットが微笑む。リズも笑みを浮かべた。