家に帰ってきた。


そしてしばらく経った。

「天音ちゃんの本当の能力、教えてもらっても、いい?」

「うん」

本当のこと、話さないと。

そして、騙してごめんなさいって言わないと。

「私の本当の能力は、守護と治癒です。だましてごめんなさい!」


「「「守護と治癒!?すごいね!天音ちゃん!」」」

そんなこと、ない。
すごいようにみえるだろうけど。
これは呪いが強すぎるから。

「だまされたなんて、思わないよ。ここにいる誰も」

「…あぁ」

「っ、ありがとう!みんな!」

「え?天音ちゃん?もしかしてな泣いてるの〜?」

「な、泣いてないよ!」

「颯、年下をからかわない」

「は〜い!」

「わ、私も、言わないといけないことが…」

ゆうちゃん?

どうしたの?

「私も、本当の能力があって」

「うん」

「読心なんです。騙して、ごめんなさい!」

「ゆうゆうは読心なの〜!すごい!」

「2人とも、謝らないで。そして、安心して?本当の能力聞いても、態度変えないから」


「「ありがとう!」」