私だって守られてばかりじゃありません!

「みんな、久しぶり…」

天音ちゃん、すごい痩せてる…。
本当に、必要最低限しか食べてないですって感じがする。

「ご飯、ちゃんと食べてる?」

「う、うん。食べてるよ?」

その疑問形は何?
まぁ、いいか。

図星突かれたって感じの顔してたしな…。でも、僕はなにも料理できないから…。

優奈ちゃん、ご飯作ってくれないかな…。

「私、ご飯作るね!」

優奈ちゃん、どうして思ったことがわかったんだろう?
まるで心を読まれてる、みたいな。

ギクッ

あれ、優奈ちゃん、一瞬ギクッってしてなかった?

それよりも、天音ちゃんにご飯を作ってもらうほうが先だ。

ご飯作るのよろしくね、優奈ちゃん。