私だって守られてばかりじゃありません!

天音ちゃんは朝になっても下に降りてこなかった。

優奈ちゃんが呼びに行ったけど返事がなかったと、聞いた。


今は朝ごはんのトーストとヨーグルトを食べている。

「家出るときに行ってきますって天音ちゃんの部屋の前で言ってから行く?」

「「「言う」」」

「…言う」

「絶対に言ってから行く〜!」

学校はさすがに来るよね…?


コンコンコン
「あまねっち、私達学校行ってくるね!絶対に学校きてよ!」

もちろん、返事はない

「じゃあ、行こっか、みんな」

僕達は天音ちゃんの家を出た。