私だって守られてばかりじゃありません!

「最近、悪霊の出現が多くなったって言ってたよね」

それと何の関係が?

「うん。」

「「「…それがどうした?」」」

「実は、相手の狙いは私だったんだ。向こうは私の能力を知ってた。」


嘘だろ?

でも、天音ちゃんの言ってることはいつも間違ってないし、嘘ついていないと思う。

今までの僕なら絶対に、信じないとでも言っていたことだろうな…。

本当、天音ちゃんと優奈ちゃんに出会ってまだ、1ヶ月も経っていないはずなのにな。


僕の変わりようには他の生徒会メンバーや、両親でさえも、驚いていた。この状況に1番自分自身が驚いているんだよな…。

「で、私が向こう側につかないと、みんなを傷つけるって言ってて…だから、私はみんなの前からいなくなる」

何、勝手に決めてるの…?

それは、、

「「「「「「ごめんだけど、私/僕/俺はそのやり方は賛成しない」」」」」」