ただ今、私達2人はゆうちゃんのお家にいます。
あと、40分で生徒会室に戻らないといけません。

「ねぇ、あまねっち〜。なんであまねっちの家出すること提案したの?私しか他の人入ったことなかったのに〜」

今まで他の人達を家に入れるのを避けてきたからそう言われるのは仕方ないことなのかもしれない…。

「うん。私もそう言ったのが信じられない」

「でも変わったよね~。前だったら私以外と話そうともしなかったでしょ〜」

「うん。だから、自分がこんなにも変わるなんて、想像もできなかった」

「これはいい成長だよ〜!」

「そ、そうかな?」

そうだったら嬉しいな!


「さ、そろそろ行こっか〜!時間に遅れるよ〜」

あっという間だ…
あと何分だ?

って、えぇー!?
あと10分しかない!

「ゆうちゃん、走るよっ!間に合わない!」

ここから最短で15分かかるのに歩いてたら完全に遅れるっ!

「えぇーっ。別にゆっくり行ったらよくない?」

よくないです!

どうか…間に合って…!