「生徒会女子禁制は今の生徒会役員全員で決めたことです。ですが2人を勧誘した理由。それはーーー
優秀な人材が必要だったからです。生徒会役員は定期テスト上位3名〜4名しか生徒会役員に入る権利はありません。しかし、今年の1年は、現在の生徒会役員、東雲紫音、東雲琉音の2名のみ去年の成績で入っています。ですが、2年の生徒会役員、尾宮零、星空奏、佐倉颯の計5名では、役員の仕事を回しきれないと判断しました。なので、首席と次席の2人を生徒会役員に勧誘いたしました。もし、加入に関して異論がございましたら、この2人ではなく、生徒会長である僕に直接異論を申し出てください。話は以上です。新体制の生徒会をよろしくお願いします」

パチパチパチパチパチパチッ








放課後、私達は生徒会室に招集がかかった。

どうしたんだろう…?

部屋に入ると、深刻そうな顔をした零先輩と颯先輩と奏先輩がいた。

「失礼します」

「天音ちゃん、優奈ちゃん」

「どうかしたんですか?」

何があったの?

「実はーーー」