バチッ、と火花みたいな音がして、私のすぐ横を風が切り裂く。
『きゃ、、、!』
思わずよろけた瞬間、足がもつれて前のめりになる。
転ぶ――そう思った次の瞬間。
ガシッ。
強い腕に引き寄せられて、私は誰かの胸におさまっていた。
「、、、っ危なっ、、お前何してんの?こんなところで」
低く囁く声。
顔を上げるとそこには、無造作に流れるダークグレーの髪、鋭く細い瞳と高い鼻筋、、、誰もがイケメンと認めるだろう男の人がいた。
鋭い瞳のまま、片腕で私を抱き寄せて、もう片方の手で乱闘してる男子たちを一蹴する。
「失せろ」
たった三文字で全員を恐怖で震え上がらせるぐらい、低く静かな声。
乱闘をしてた男の子たちも突然現れた彼に恐怖を隠しきれてない様子だった。
「あ、アイツ、、もしかして神崎か、、?」
「NOIRのリーダーっ、、、!?」
NOIRのリーダー、、、?もしかしてこの人が燈夜さんっ、、!?
「さっさと失せろ。聞こえなかったか?」
再び男子たちを睨みつける彼。
圧とオーラがすごいっ、、、この人が来てから空気が変わったっ、、、
でも服ごしに彼の強い熱が伝わってきて、恐怖を感じてしまう。
いくら助けてくれた人でも男の人は怖いっ、、、


