「んふふ、煌くんが女の子連れなんて珍しいね~」
当然現れた可愛らしい男の子によって、さっきまでの緊迫したムードは一気に壊された。
「ちっ、、、邪魔しないでよ響」
煌さんは軽く舌打ちして、壁から手を離した。
自由になった私は、すぐさま煌さんと距離をとる。
この人危険人物だっ、、
その男の子が来てくれなかったら、マスクとられてるとこだった、、、
「ん~?ごめんね~いい感じだったもんね~その子本命?」
「違うよ、でもいい感じだったのに、、、」
煌さんはそう言いながらチラッと私をみて少し睨んできた。
に、睨まれてもっ、、!マスクとられたら困るし!!
「へぇ~」
面白そうにニコニコ笑ってる男の子。
ふわふわした桜色の髪に、バイオレットの瞳。
まん丸でぱっちりした目に小さな鼻と口。
よく見るとその顔立ちは女の子のように可愛かった。
いや、その辺の女の子よりもこの男の子の方が全然可愛いかもしれないっ、、!
私も負けてるよっ、、、
小柄な体型も相まって、本当に女の子みたい、、!
「面白そ~!僕も仲良くなるっ!」
そう言って、その男の子はトコトコと私に近づいてきた。
すると、男の子と一緒に入ってきて、ずっと幸せそうに彼と恋人繋ぎをしてた女の子が慌て始める。
「ひ、響くんっ!!私はっ、、?」
「ん~?キミはもういいや!ばいば~い!」
え、、?呆気なく手を振られて女の子は呆然と立ちつくした。
「ほら~早く出てって~?」
追い討ちをかけるような男の子の言葉に、女の子は涙目になりながら私を睨んで出ていった。


