瑠璃とは幼稚園から一緒だった。
でも、その時から瑠璃に興味をもってた、、ってわけではない。
その時から顔が整ってたから周りから騒がれてて、俺は遠くからそれを眺めてる側の人間だった。
顔がいいってだけで大変だな、、、って。
今思えば随分冷めた幼稚園生だったと思う。笑
でもある時帰り道に瑠璃が変なおっさんに絡まれてんのをみかけて、本能的に異能力を使った。
俺はその時から自分に特別な能力があるのを知ってたし、危ないから使うなって親にもキツく言われてた。
でも、そんなのどうでもよくなるぐらい瑠璃のことを守りたいって気持ちが爆発して、必死に使い慣れてない影の能力を使った。
影で分身をつくって攻撃してる間に、自分も影になって地面から一瞬でおっさんと瑠璃の間に割って入り、瑠璃を守るように立ちふさがって。
真剣だった。俺の後ろで震える女の子をただ守りたくて。
「おれがまもるから」
「あ?なんだおまえ、どけよチビ。お前じゃなくてその可愛い女に興味あんだよ」
『、、、うわぁぁん、こないでぇ』
「おれが、この子まもる。おまえをちかづけない」
「ふっ、、いい度胸してんじゃん」
おっさんは異能力もってなかったんだけど、負けそうになって。
そんな時警察がきた。近くの人が通報してくれたらしい。
俺一人で守りきれなかったのは本当にダサかったと思う。
おっさんは警察に取り押さえられて連れてかれて。
俺らはどうなんだろ、ってぼんやり思ってたらすぐ後ろに気配感じて。
『ぐすっ、、れんくんっ、、?たすけてくれて、ありがとぉ!』
泣きながらも微笑んでお礼を言ってきた瑠璃の姿にドクンって鼓動が速くなった。
「べ、べつに、、」
『れ、れんくん、、、!?きえちゃう、、!?』
なんか驚いてる、、?って思ったら自分の腕に黒いモヤができてて、透けてた。
副作用か、、、なんとなく理解した。
異能力は使うと副作用がでる。
自分の限界値よりも使ったからかなり強い副作用がでてしまったみたいだ。
俺の副作用は影化することで、普通は少し透明になるぐらいで時間経過で治るけど。
ここまでいくと、、確か、このまま放っておくと影になっちゃう、、、?
そのまま一週間は影のままだった気がした。
「っ、、だいじょぶ、るりは はやくかえんな。いえに。」
『で、でもっ、、!』
影化するとこを見せたくなくて、早く帰らせようとしたのに中々帰んない瑠璃。
どころが近づいてきて、、、
「るり、、?」
『じっとしててね、、』
気づいたときには俺の身体はピンク色の光に染まっていた。
何やら瑠璃の手から小さな花びらや蝶のような粒子が舞っておれの身体を囲っていく。
光が消えたときには俺の身体のモヤも透明化も傷も、、、全部なくなっていた。
『えへへっ、、みんなにはないしょだよっ、、?ばいばいっ!』
驚いて固まってる俺にそんなことを言って小悪魔みたいに笑って、走って消えてった。
その後ろ姿に____俺は恋をした。
そしてこの子だけは命に変えても絶対守るって心に誓った。


