「私達のそーゆー関係、もう終わりにしよ?」 「え?」 分かってたのに、何度もシュミレーションしたはずなのに いざ絶望の表情を浮かべた彼を目の前にすると、声が震えた。足が震えた。 体が、震えた。 でも目線だけは逸らさずに、言葉を続ける。 「何、言ってんの、?最後に変な冗談やめてよ、、」 「ごめんね、西山くん。冗談じゃない。」 「海人って呼んでよ!!ねぇ、結衣、、!」 悲痛な声で訴えかける彼の声に胸がチクチクと痛んだ。 でも、これが彼のためになるから。今は我慢してもらうしか無かった。