朝露に濡れた花。





「私達のそーゆー関係、もう終わりにしよ?」






「え?」





分かってたのに、何度もシュミレーションしたはずなのに



いざ絶望の表情を浮かべた彼を目の前にすると、声が震えた。足が震えた。

体が、震えた。



でも目線だけは逸らさずに、言葉を続ける。




「何、言ってんの、?最後に変な冗談やめてよ、、」



「ごめんね、西山くん。冗談じゃない。」



「海人って呼んでよ!!ねぇ、結衣、、!」




悲痛な声で訴えかける彼の声に胸がチクチクと痛んだ。



でも、これが彼のためになるから。今は我慢してもらうしか無かった。