晴先輩は私の右手をすっと優しく取る。ドキッ、と胸が鳴った。そしてぎゅっと強く、でも優しく握った。
「美春ちゃんに助けてもらった日、すごい美春ちゃんがかっこよかった」
「そんなことは全然……」
「俺にとっては少なくとも、ね。男たちと喧嘩してる時は冷たくて怒った表情だったのに、俺に話しかけた時はすごい優しかったじゃん」
「……」
私にはそんなつもり無かった。でも晴先輩にはそう見えていたのかな……。怒ってはいたけど冷たいだなんて、知らなかった。
「人の為に殴られることが出来る。戦うことが出来る。でも温かくて優しい。そんな美春ちゃんのこと俺は結構気になってる」
「っ……気になるって」
「まだ俺も自分の気持ちが分からない。でも……美春ちゃんが他の子とは違う、ってことは分かってる。だから……」
晴先輩は私の目をしっかり見つめ、ふう、と息を吐いた。
「美春ちゃんに助けてもらった日、すごい美春ちゃんがかっこよかった」
「そんなことは全然……」
「俺にとっては少なくとも、ね。男たちと喧嘩してる時は冷たくて怒った表情だったのに、俺に話しかけた時はすごい優しかったじゃん」
「……」
私にはそんなつもり無かった。でも晴先輩にはそう見えていたのかな……。怒ってはいたけど冷たいだなんて、知らなかった。
「人の為に殴られることが出来る。戦うことが出来る。でも温かくて優しい。そんな美春ちゃんのこと俺は結構気になってる」
「っ……気になるって」
「まだ俺も自分の気持ちが分からない。でも……美春ちゃんが他の子とは違う、ってことは分かってる。だから……」
晴先輩は私の目をしっかり見つめ、ふう、と息を吐いた。

