春の訪れに晴れ模様

「あの……」

「ん?」

「私の事、子供扱いしてます?」

私が可愛いなんてそんなことあるはずが無いもん。きっと子供と遊ぶ感覚なんだろう。そうじゃなきゃ手を繋ぐ理由だって……。

晴先輩は目を見開いた。そして繋いだ手を私に見せた。

「子供ならこんな繋ぎ方しないと思うけど」

「いや、でも……可愛いなんて子供に向けてのものじゃないんですか」

「ううん。違うよ。美春ちゃんっていう一人の女の子に向けてだよ。子供に向けてじゃない」

きっぱりとそう言いきった晴先輩。

だったら可愛いって言葉は本当ってこと……?……何回言われても信じられないよ。