春の訪れに晴れ模様

晴先輩と付き合っていくなら、もっともっと堂々としていないと相応しくない。

「行ってきます」

既にお母さんは仕事に行ってしまったから空っぽの状態の部屋。私は静かな部屋に向かって、そしてリビングの机の上にあるメガネと黒マスクに挨拶をした。

もうメガネとマスクは要らないや。目立つことなんて恐れずありのままで過ごしていこう。

「ふふ、おはようございます」

「……あれ?メガネとマスクは……?」

「もう必要ないです。ありのままで居たいので!」

ふふん、と得意げに笑った私。だけど晴先輩はなぜか不服そう。