春の訪れに晴れ模様

「私は晴先輩の気遣いが出来るところとか、少し先をリードしてくれる所とか、優しい笑顔とか……全部好きです。返事が遅れてごめんなさい。初めてでっ……」

全部全部本当のことだ。全部好きなんだ。いつの間にか好きになってた……。

涙を拭って晴先輩の言葉を待った。

「……本当に?」

「はい……」

「付き合ったらこういうこと普通にするし、今まで以上のこともしてしまうかもしれないよ」

繋いでいた手の繋ぎ方が恋人のように指を絡めるつなぎ方に変わった。ぎゅっと強く握りしめられて、でもその手の大きさとか温もりが安心する。