春の訪れに晴れ模様

どうしよう、このまま過ごすなんて無理だ……!明日からも絶対に……。

「ねぇ、美春ちゃん。手繋いでもいい?」

「え、あっ……!?」

私の返事を聞くまもなくギュッと手を繋いできた晴先輩。私は目をギュッと瞑ってどうにでもなれ、と握り返した。

葉っぱを取ってからようやく歩き出したのに、次は突然晴先輩が立ち止まった。ぶわっと暖かくなってきたから春風が私たちの間を通っていく。

ジッと見つめられてまたまたドキッとする。もう何度目か分からない。それ程までに晴先輩しか見えていない。

「好きだよ。さっき女の子に告白されたんだ」

「あ……」

さっき私が盗み聞きしちゃったやつだ。