春の訪れに晴れ模様

ごちゃごちゃ考えている時、晴先輩は私の方を見た。

「あ、美春ちゃんちょっとストップ」

「はい?」

私よりも髙い位置にある晴先輩を見上げると、晴先輩が私の頭を手を伸ばしてきた。

っえ、え!?何……?

いつもより意識した状態の私からしたら、少し髪に触れるだけでもビクビクしちゃう。

「はい取れたよ。花びらついてた」

「え……花びら!?」

ほら、と差し出されたのは真緑の普通の葉っぱ。

びっ……くりした〜。いきなり髪の毛に手を伸ばすから驚いた。思わず顔を両手で覆った。すごく熱くて、絶対に今真っ赤に染ってる。