春の訪れに晴れ模様

だけど目の前の男の人は初対面で、今まで出会った人の中でも一番くらいに威圧的。私も背筋がゾワッとして、身動きが取れなかった。

頭も痛いし、足も震える。誰かに助けを呼びたかったけど、人通りがほとんど無く人は通らない。

「千彩!俺のところに来いよ!晴と付き合うんじゃなくて!」

「私はっ……!晴と付き合ってないよっ」

「嘘つくな!いっつも隣でベタベタしやがって……!俺の事好きって言っただろ!」

ついには千彩さんの瞳から涙が零れた。2人の会話の内容が分からない。

っあ……やばい。倒れそう……でも……っ。