春の訪れに晴れ模様

晴先輩の彼女さんならきっと優しくて、千彩さんくらいに天使みたいなお顔立ちをしているんだろう。

素敵な笑顔で笑って、そして晴先輩を大切にする……そんな温かい人……?

なんてまだ分からないけど、少なくとも私みたいな普通な子を選ぶわけが無い。

千彩さんに告白した時の気持ちを聞こうとした時だった。通学路の隙間。

「告白した時、千彩さんはどんな気持ちだったんです……危ないっ……!」

「……え?」

「千彩ぁぁっ!」

鬼のような形相をしたガタイのいい男の人が一人、金属バットを振り下ろしながら現れた。