春の訪れに晴れ模様

無言でズンズンと歩いていく千彩さんに私は焦りながらもついて行った。いきなりどうして私を……?話したのあの一件以来なのに。

流れる同じ学校の生徒たちがほとんど居なくなった通学路、千彩さんは突然止まって振り返った。

「美春ちゃん、この前はごめんね!」

も思ったらいきなり大きく頭を下げてきた。突然のことすぎて私はぱちぱちと瞬きをした。

「い、いえいえ。全然何も気にして無いですし、気にしないでください!私もちょっとキツいこと言っちゃってごめんなさいっ……」

お互いにお辞儀している状況。ペコペコと頭を下げて顔を上げると、同時に千彩さんも顔を上げていた。