春の訪れに晴れ模様

『はい!校門で待ってます』

画面を閉じてカバンを持つ。先に校門に行って待っていよう。早く会いたいな、早く会って何か話したい。

話す話題なんて無いけど、どうでもいいことで笑いたい。

「っはぁ、はぁ……」

さすがに……早すぎた。息切れしちゃうくらいに走ってきてしまった。なんか私ばっかり会いたいみたいになってる。

テスト終わりでいつもより軽いスクールバックを持って、私は晴先輩を黙々と待つ。

会ったら今日のテストについて話したいな。晴先輩と話さなかった分、しっかり勉強して頑張ったよって……、自分語りしすぎ?

……ふふっ、待ってる時間だけでもこれだけ楽しいなんて。