春の訪れに晴れ模様

私はどうしたらいいのか分からず、千彩さんに一歩歩み寄る。だけど千彩さんは私の手を跳ねのけた。

「触らないで。昨日、見たの。なんで晴が美春ちゃんを抱きしめてたの……?意味がわからないよ。告白したの?晴は自分からあんなことした事ないっ!」

「あれは……ただ私がからかわれただけです」

「そんなこと前の晴なら、しなかったよ。もちろん私にもしてくれなかった」

涙を零しながら言葉を紡ぐ千彩さんに、私は何も言えない。私が……千彩さんを傷つけた。他の女の子もきっと……。この状態で私がこれ以上何かを言っても、何も変わらない。

だけど、私も千彩さんに言いたいことはある。