春の訪れに晴れ模様

一人で笑っていると晴先輩も同じように口角を上げて笑った。

「そういえば俺の兄貴と千彩について話したこと無かったよね」

「あー……確かに聞いた事無いです」

ちょっと圧があってクールなイメージだけど、どんな感じのお兄さんなんだろう?千彩さんは多分晴先輩のことが好きなんだろうけど……気になる。

「良かったら教えてください」

「もちろん」

私の隣、車道側を歩いてくれる晴先輩が月夜に照らされて笑った。