春の訪れに晴れ模様

全く気にしていなかった。確かにノートの一件からパタリと嫌がらせ……?みたいなのは無くなった。もしかして……勘違いなのかもしれないけど……。

「晴先輩が止めてくれたんですか……?」

「……うん。だって俺の知らない所で美春ちゃんが同級生に嫌がらせされてるとか、いても立っても居られなかった。だから話を付けてきた。美春ちゃんがこれ以上傷つかないように」

「っ……」

「階段から落とされたのは千彩から聞いた。ノートは隠したのを見た人を探して犯人を割り出した。勝手に行動してごめんね」

私のために行動してくれていた。階段から落とされかけたのも全部知って、私のために……。じわっと目頭が熱くなった。だけど目に力を入れてこらえた。

私のことをこうやって思ってくれる人がいるなんて、なんて幸せなことなんだろう。