「う~ん、難しいらに」
「ふふふ、論理的に考えて、らにちゃんが犯人じゃないかな。それならすべての説明がつくじゃない。わたしが委員会の仕事をしている間、ずっとらにちゃんをランドセルに入れているでしょ。きっと、その時に誰かが、らにちゃんの声を聞いたんだよ」
「マナちゃんの『論理的に考えて』がでたらに」
『論理的に考えて』はわたしの口癖。ものごとを筋道を立てて、探偵が犯人を見つけるように考えたらっていう意味なんだ。この口癖のおかげで、大人っぽいね、なんてクラスメイトから言われることもあるんだけどね。
「マナちゃんはすごいらに! でも、今日のファッションも地味らに~」
らにちゃんからのきびしいファッションチェック。
わたしのお洋服は全部パパが買ってくる。でもね、パパったらファッションセンスが全くないんだもん。
とっても地味。
そりゃあ、パパの選ぶ服は小学生らしいし、動きやすいけれど……わたしは女の子なんだよ! できればイマドキなおしゃれがしたいよ!
でも、父親ひとりの手でわたしのことを育ててくれているし、わがままを言えないんだよね。だから、服がだめならせめて髪型だけでもオシャレにしようと思ってポニーテールにしているの。ポニーテールならリボンやシュシュがあればひとりでもできるもの。
「それにしても、ボクがお化けだなんて失礼しちゃうらに! ボクはこんなにかわいいらに!」
「ふふっ、そうだよね。わたしにとってらにちゃんはお化けじゃなくて天使だよ。生まれてきてくれてありがとう」
らにちゃんを抱きかかえると生きているみたいにあたたかい。機械の発する熱なんだけれど、まるで生きているみたい。不思議ね。
「でも、ボクは人間でも生き物でもないらに……ロボットなんだらに……」
「違うよ。らにちゃんはわたしにとって特別な存在なんだから。らにちゃんにはふたりのママがいるの。ひとりはわたしで、もうひとりはわたしのママ」
⭐︎らにちゃんとまなかちゃんをぬりえしてあげよう⭐︎
「ふふふ、論理的に考えて、らにちゃんが犯人じゃないかな。それならすべての説明がつくじゃない。わたしが委員会の仕事をしている間、ずっとらにちゃんをランドセルに入れているでしょ。きっと、その時に誰かが、らにちゃんの声を聞いたんだよ」
「マナちゃんの『論理的に考えて』がでたらに」
『論理的に考えて』はわたしの口癖。ものごとを筋道を立てて、探偵が犯人を見つけるように考えたらっていう意味なんだ。この口癖のおかげで、大人っぽいね、なんてクラスメイトから言われることもあるんだけどね。
「マナちゃんはすごいらに! でも、今日のファッションも地味らに~」
らにちゃんからのきびしいファッションチェック。
わたしのお洋服は全部パパが買ってくる。でもね、パパったらファッションセンスが全くないんだもん。
とっても地味。
そりゃあ、パパの選ぶ服は小学生らしいし、動きやすいけれど……わたしは女の子なんだよ! できればイマドキなおしゃれがしたいよ!
でも、父親ひとりの手でわたしのことを育ててくれているし、わがままを言えないんだよね。だから、服がだめならせめて髪型だけでもオシャレにしようと思ってポニーテールにしているの。ポニーテールならリボンやシュシュがあればひとりでもできるもの。
「それにしても、ボクがお化けだなんて失礼しちゃうらに! ボクはこんなにかわいいらに!」
「ふふっ、そうだよね。わたしにとってらにちゃんはお化けじゃなくて天使だよ。生まれてきてくれてありがとう」
らにちゃんを抱きかかえると生きているみたいにあたたかい。機械の発する熱なんだけれど、まるで生きているみたい。不思議ね。
「でも、ボクは人間でも生き物でもないらに……ロボットなんだらに……」
「違うよ。らにちゃんはわたしにとって特別な存在なんだから。らにちゃんにはふたりのママがいるの。ひとりはわたしで、もうひとりはわたしのママ」
⭐︎らにちゃんとまなかちゃんをぬりえしてあげよう⭐︎



