黒百合の女帝

家結side

 ユリちゃんと遊びに行った三日後。

今日は確か火曜日だった……気がする。

毎日家に居るから、曜日感覚がおかしい。

布団から起き上がり、時計を確認する。

時刻は午後5時に差し掛かる頃だった。

あくびをしながら、リビングに出てみる。

彼氏の元へ行ったのか、お母さんは居なかった。

お父さんも女の子とお酒を飲んでくるだろうし。

二人とも、どうせ日を跨いでから帰ってくる。

日常に悲しくなりながら、お菓子を食べた。

今日は8時までゲームして、それから外に出よう。

そこまで考えた時、家のインターホンが鳴った。

またお母さんが買い物したのかな……

そう考えていたから、扉を開けた時。

失礼ながら、思わず飛び退いてしまった。

 「よう、久しぶりだな、ヤユ」

向こうで待っていたのは、まさかのヨウだった。