部屋に着く

ベッドに有咲を座らせる。


「有咲お嬢様…」


「ありがとう、律…」



律は隣に座って有咲の肩を抱き寄せ頬に唇が触れる。



「律!?」



「俺のなのに…」



そのまま抱きしめる。


「へ?」


律がいままでで一番距離が近すぎる。


「どうしたの?律?」



律は離れようとしない。



やっと離れたと思ったらいつも通り涼しい顔をして


「では有咲お嬢様失礼致します」


扉を閉める。


キスされた…?


なんで…律…?



律は嫉妬で有咲への気持ちを隠しきれずにいた。