お化け屋敷嫌いな私が1日3度も同じお化け屋敷に入ることになるなんて、想像もしていなかった。
お化け屋敷の入り口に立ち、深呼吸を繰り返す。

頭につけていたクマカチューシャはいつの間にかとれてなくなってしまい、心労のせいでとても疲れた顔をしていると思う。

それでも友達を助け出すためには行動しなきゃいけなかった。
渚ちゃんが経験した話を聞いて、今は強くそう感じていた。

私は友達を裏切ったり、犠牲にしたりはしない。
誰も1人にはさせない!

☆☆☆