「悪い。忘れて」



仕方ない。
笑われそうだけど、新に電話するか。

そう思いながら進もうとすると、



「...この先の角を右に曲がった突き当たりにある、豪華な扉。」



以外にも、無愛想だった奴が教えてくれた。




「...ありがと」



なんでだろ。
さっきまでの態度と全く違う。

そう思いながらも、言われた通りに進んでいった。



...何を言われていたのかも知らずに