「誰かに勝ったらいいか?」

「まあ、私と手合わせして少しは骨があるようだったら考えてもいいですが…」

「じゃあ決まりな」



屋上の真ん中で真面目そうな奴と向かい合わせになる。




「では審判は誰か頼みます」

「わかった。俺がやる! そんじゃいくぞ。よーい、始め!」



本当に早く新のもとへ行きたかったので、私はスタートと同時に相手の溝尾へ拳をいれた。



「ぐはっ」

『...!』

「これでいい?」



相手が気絶したのを確認してから言った。



「あ、ああ。お前は今日から3人目の幹部だ。明日倉庫に来てもらう...」



よし。終わったことだし新のところに行こうっと