「...幹部としてなら、入る」

「...! 幹部としてですか!?」



まあこの男が驚くのも無理はない。
全国No.1の族の幹部なんてそうそうなれるもんじゃない。

普通なら下っ端から入り、幹部の信頼を得てなるものだろう。
...普通なら。

私は伊達にも世界No.1の族の総長だ。
全国程度の族になら実力のみでも入れる可能性はある。
コイツらも少しは私を信用しているようだし。