キス不可避



学校から誰もいない蓮井家に2人で帰ってきて、里奈ちゃんに言われたことをなんとなく思い出していると、愁くんが紅茶を入れたカップを渡してきた



「愁くん、ありがとう」


「どーいたしまして」



そのままソファーに座ってテレビを2人で見るのは久しぶり。


でも「私が振られた次の日」はこれまで何回もあった



中学2年生時、初めてできた彼氏に振られて大泣きした日から愁くんに甘えてばっかりだ



「愁くん」


「なに」


「今回はもう、慰めてくれない…?」



ギュッ


愁くんが座ってる所に倒れ込んでた私はお腹に抱きつき顔を埋めた